研究会概要


研究会について

本研究会(SOS-J : The Society of Orthokeratology and Specialty lens Japan)は、オルソケラトロジーをはじめ、非球面ソフトコンタクトレンズ、強膜レンズ、ハイブリッドレンズ、屈折矯正以外の機能を有すスマートレンズ(例えば,血糖値や眼圧の日内変動等の測定やビルトイン・ディスプレイ等)、いわゆるスペシャルティレンズの紹介,啓発,研究,そしてそれらに関連する様々な薬剤や付属品の紹介を目的に有志眼科医により設立されました。

海外のコンタクトレンズ関連学会における上記スペシャルティレンズの演題比率は4割程度と年々増加傾向にあり、大きな一分野を形成するに至っています(表1)。

表1

一方、日本のスペシャルティレンズに関する話題としては,2019年にやっと未成年に対するオルソケラトロジーが慎重処方になった段階で、強膜レンズ、その他スペシャルティレンズの認知度は低く、世界のコンタクトレンズ学会においてガラパゴス化状態にあるといえます。このような状況のもと、日本においてもスペシャルティレンズに特化した研究会の設立は意義あるものと考えました。

実際の活動は、会員、賛助会員、医師を対象とした勉強会、研修会の開催、スペシャルティレンズに関する情報発信のみならず、一般の方々や患者さんを対象としたホームページ(HP)の開設により、眼科研究のみならず社会的にも意義のある研究会を目指していきたいと考えています。

SOS-J世話人代表
吉野眼科クリニック 院長 吉野健一